正解は2、4

解説

【化学】
1 誤。A鎖のC末端のアミノ酸はアスパラギン(Asn)、N末端のアミノ酸はグリシン(Gly)である。
2 正。超速効型インスリン製剤はヒトインスリンのアミノ酸配列の一部を置換したものであり、投与部位で速やかに六量体から単量体へ解離し、二量体を形成しにくくしたものである。
3 誤。ヒトインスリンに含まれる3本のジスルフィド結合のうち、1本はA鎖内で形成され、残り2本がA鎖とB鎖間で形成されている。
4 正。ジスルフィド結合は、システイン残基の酸化により形成される。
5 誤。インスリンは膵臓のB(β)細胞内でプレプロインスリン、プロインスリンを経て生合成されるが、A鎖とB鎖間の結合は開裂しない。