【実務】
特定健康診査・特定保健指導は40歳から74歳までの被保険者及び被扶養者を対象とした、メタボリックシンドロームの予防・解消に重点を置いた生活習慣病予防のための健診・保健指導である。特定保健指導の対象者は、腹囲又はBMI、血圧、血糖検査、脂質検査などの項目で階層化して選別する。選択肢4の患者は年齢、腹囲、収縮期血圧、空腹時血糖値が基準値を超えているためメタボリックシンドロームと判断できる。
〈特定健康診査の基準〉
特定健康診査は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診である。腹囲は必須項目であり、喫煙歴がない場合、血圧、血糖、脂質の3つの項目のうち2項目以上該当する者をメタボリックシンドロームが強く疑われる者とする。