正解は2、3

解説

【化学】
1 誤。基準物質として用いられるTMSは、テトラメチルシランである。
2 正。インドール環は芳香環であり、2位メチル基のシグナルは2.4 ppm付近に現れる。よって、図Aのアであると推定できる。
3 正。プロトン数及び化学シフトから、図Aのエ - カのシグナルがインドール環に結合する水素であると推定できる。また、インドール環4位の水素は隣接炭素に結合する水素が存在しないこと、6位水素とのW型カップリングによる狭い分裂幅が現れていることから、図Aのカであると推定できる。
4 誤。図Aのキは、重クロロホルム(CDCl3)中に含まれる微量のクロロホルム(CHCl3)の水素(1H)のシグナルである。よって、図Aのキは重水素(D=2H)のシグナルではない。
5 誤。図Aにおいて、オのシグナルとカップリングしているのは、エのシグナルである。また、クのシグナルとカップリングしているのは、ケのシグナルである。