【薬剤】 P-糖タンパク質は、ATPの加水分解エネルギーを直接の駆動力とする一次性能動輸送担体であり、多くの薬物を体外に排出する働きをもつ。小腸、腎臓、肝臓、血液脳関門など多くの組織に発現しており、腎尿細管上皮細胞の尿細管管腔側刷子縁膜では、薬物の尿細管への排出を促進する。