【薬剤】
１ 誤。凝集とは、分散相の粒子同士が付着し、集合体を形成する現象である。
２ 誤。塩析とは、親水コロイドに多量の電解質を添加することで、凝集し沈殿する現象である。
３ 誤。合一とは、エマルションで分散相の液滴が接近、凝集し、2つ以上の液滴が合わさる現象である。振り混ぜても元の分散状態には戻らない。
４ 正。クリーミングとは、分散媒と分散相との密度の差によって分散相の液滴が浮上したり、沈降したりする現象である。クリーミングの状態では、振り混ぜることにより元の分散状態に戻すことが可能である。
５ 誤。ケーキングとは、サスペンション（懸濁剤）において、自由沈降により強固な分散相粒子の凝集体の沈積層ができ、振り混ぜても元の分散状態に戻らなくなる現象である。