【実務】
イミダプリル塩酸塩は、活性代謝物のイミダプリラートが、アンギオテンシン変換酵素(ACE)を阻害することにより、血管収縮作用とアルドステロン分泌促進作用を有するアンギオテンシンIIの生成を抑制する。また、テルミサルタンは、AT1受容体を遮断することにより、血管収縮とアルドステロンの分泌を抑制する。そのため、両薬剤を併用した場合、どちらもアルドステロンの作用を抑制するため、Na+-K+交換系を間接的に抑制し、血清カリウムの上昇を起こすことがある。
〇
1を正解にしたいのだろうが,
イミダプリル(タナトリル) 5~10mgを1日1回経口投与
テルミサルタン(ミカルディス) 20~80mg
なので, 5 mg と 40 mg なら通常副作用的には問題ないはず.(保険の問題は別.)
ただし,「腎性高血圧」というところがポイントかも.
腎機能が低下しているかもしれないから.