正解は 2、5

解説

【生物】
1 誤。ドパミン(DA)は、ドパが芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素が触媒する脱炭酸反応を受けることにより生合成される。またDAが、ドパミンβ-水酸化酵素が触媒する水酸化反応を受けることによりノルアドレナリン(NAd)が生合成される。
2 正。DAなどのカテコールアミンの代謝には、モノアミン酸化酵素(MAO)による酸化的脱アミノ化や、カテコール-O-メチル転移酵素(COMT)によるO-メチル化などが関与する。いずれの酵素もカテコールアミンの不活化に関与する。
3 誤。セロトニンは、L-トリプトファンのトリプトファン水酸化酵素による水酸化反応と、それに続く芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素による脱炭酸反応により生合成される。
4 誤。グルタミン酸は、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)によってアスパラギン酸などのアミノ基がα-ケトグルタル酸に転移されて生合成される(アミノ基転移反応)。
5 正。グルタミン酸受容体は、イオンチャネル内蔵型受容体と代謝型受容体に分類される。イオンチャネル内蔵型受容体は、NMDA型、AMPA型などが存在する。一方、代謝型受容体はGタンパク質共役型受容体であり、Gqタンパク質共役型やGiタンパク質共役型が存在する。