【薬剤】
造粒とは、粉を粒にする操作をいい、顆粒剤の製造や、カプセル剤や錠剤の中間体の製造に重要な工程である。
1 正。造粒により、流動性を改善することができる。
2 正。造粒により有効成分の密度、粒度、形状の差による分離と偏りを防止することで、製剤中の薬物含量の均一性を改善することができる。
3 誤。真密度とは、粉体中の空洞をすべて取り除いた状態の物質そのものの密度であり、造粒によって変動しない。
4 正。粉体の充てん性はかさ密度、空隙率などによって規定される。一般に、造粒によって粒子径が増大した場合、かさ密度は増大し、空隙率は低下するため、充てん性は向上する。
5 正。造粒により発塵を防止し、装置への付着や環境汚染、原料の損失を抑えることができる。
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