正解は 3 ガラス工などの高温作業従事者における白内障の原因となる。

解説

【衛生】
1 誤。赤外線は紫外線に比べ、皮膚透過性が高く、皮下2 - 3mmの皮下組織にまで到達する。
2 誤。赤外線(約760nm - 1mm)は、可視光線(約400nm - 760nm)に比べ、波長が長い。
3 正。赤外線は水などの極性分子に運動エネルギーを与え、分子が衝突することにより熱エネルギーとなる。ガラス工などの高温作業従事者における赤外線の長期曝露は、水晶体タンパク質の熱変性による白内障の原因となる。
4 誤。赤外線は、皮膚への照射で紅斑を形成し、過度の照射で火傷を生じる。紫外線は、日焼けによる色素沈着の原因となる。
5 誤。波長254nmの紫外線は、殺菌灯に用いられる。遠赤外線は4μm - 1mmの波長であり、熱線ともよばれ、被照射物に吸収されると熱エネルギーに変化しやすく、皮膚に吸収されると温熱感を与える。