4, 5 が正解
【物理】
1 誤。サンドイッチ法(非競合法)は、2つ以上の抗原決定基(エピトープ)を有する高分子化合物の測定に適しており、フェニトインなどの低分子化合物の測定には適していない。一般に、低分子化合物の測定には、競合法などが用いられる。
2 誤。モノクローナル抗体は、1種類のB細胞クローンに由来する抗体集団であり、単一のエピトープに結合する。一方、ポリクローナル抗体は多種類のB細胞クローンに由来する抗体集団であり、抗原分子に含まれる多数のエピトープに結合する。そのため、モノクローナル抗体はポリクローナル抗体よりも交差反応性(特定のエピトープに結合する抗体が類似する他のエピトープに結合する性質)が小さい。
3 誤。化学発光イムノアッセイは、化学反応に伴うエネルギーによって反応物質が励起され、放出される光を測定するイムノアッセイである。標識物質に励起光を照射することで生じる発光を測定するのは、蛍光イムノアッセイである。
4 正。免疫比濁法(ネフェロメトリックイムノアッセイ)は、抗原、抗体のいずれも標識せずに、免疫複合体の生成量の増減を直接モニターする非標識イムノアッセイの1つである。
5 正。ELISA(enzyme-linked immunosorbent assay)は、抗原又は抗体を固定化した固相を用いる酵素イムノアッセイである。
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