正解は 4 成人の口唇へルペスの多くは、ウイルスの再活性化により発症する。

解説

【病態】
1 誤。単純ヘルペスウイルスは、単純ヘルペス1型(HSV-1)と単純ヘルペス2型(HSV-2)の2つの型がある。HSV-2は性器感染の原因となることが多く、HSV-1は口唇ヘルペスの原因となることが多い。
2 誤。体内に潜伏したウイルスが、ストレスや感冒などによる免疫機能低下を契機に再活性化し発症する。
3 誤。性器ヘルペスは、性行為による感染が多く、感染してから2〜12日の潜伏期間をおいて発症する。主な症状として、複数の水疱や性器潰瘍が起こり、初発感染では発熱や全身痛、リンパ節腫脹を伴う。
4 正。生体の免疫機能が低下すると、ウイルス粒子が再活性化し、臨床症状を引き起こす。これを回帰感染という。
5 誤。確定診断には、組織培養によるウイルス分離や病変部位からの擦過によるHSV抗原やDNAの検出を行う。

 

 

〇