【実務】
1 誤。すぐに使用しない場合は、凍結を避け5℃以下で遮光して保存する。
2 正。本剤はリポ化製剤であるため、他の薬剤と混合した場合、脂肪粒子が凝集することが確認されている。そのため、持続投与を行う場合は、ライン内での凝集を防ぐため、必ず単独ラインで投与する。
3 誤。本剤は、電解質を含む生理食塩液や5%ブドウ糖注射液に混和して使用することが可能である。
4 誤。本剤は脂肪乳剤であり、フィルターを通過できない。そのため、輸液フィルターを使用しない。
5 正。ポリ塩化ビニル製の輸液セットを使用した場合、可塑剤であるフタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)が製剤中に溶出することが報告されている。そのため、ポリ塩化ビニル製の輸液セットの使用を避けることが望ましい。
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