正解は 3、4

解説

【薬理】
 アルテプラーゼは、組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)製剤であり、血栓上でプラスミノーゲンをプラスミンに変換し、フィブリンの分解を促進して血栓溶解を促進する。なお、本剤は、血栓上のフィブリンに対する親和性が高く、ウロキナーゼと比較すると副作用として出血傾向を起こしにくい。
 リドカインは、Vaughan Williams分類 Ib群の抗不整脈薬であり、心室筋のNa+チャネルを遮断して抗不整脈作用を示すとともに、活動電位持続時間を短縮する。
 なお、β受容体遮断により異所性ペースメーカー活性を抑制するのはVaughan Williams分類 II群のβ受容体遮断薬であるプロプラノロールなどの機序、K+チャネル遮断により不応期を延長するのはVaughan Williams分類 III群の抗不整脈薬であるアミオダロンなどの機序である。