【【実務】
アルベカシン硫酸塩の適応症は敗血症、肺炎であり、適応菌種はアルベカシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)である。通常、成人にはアルベカシン硫酸塩として、1日1回150~200
mg(力価)を30分~2時間かけて点滴静注する。必要に応じ、1日150~200
mg(力価)を2回に分けて点滴静注することもできる。しかし、本剤はアミノグリコシド系抗生物質であり、その薬効は最高血中濃度と相関する。また、腎毒性発生はトラフ値と相関する。よって有効性と安全性の観点から、1日1回静脈内投与が推奨されている。
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