正解は 1、3

解説

 

【実務】
1 不適切。塩酸プソイドエフェドリンは交感神経刺激作用があり、肝臓でのグリコーゲン分解を促進し、高血糖を起こすことがあるため、注意が必要である。
2 適切。d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩などはアルコールにより中枢抑制作用が増強されるため、薬の服用前後は飲酒を控えた方がよい。
3 不適切。d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は第一世代に分類される抗ヒスタミン薬である。また、脂溶性が高く、脳内に移行しやすいため眠気や集中力の低下などの中枢抑制作用が見られる。
4 適切。ジヒドロコデインリン酸塩は、μ受容体に作用することで腸管運動を抑制し、便秘を起こすことがある。
5 適切。塩酸プソイドエフェドリンは、交感神経刺激作用により口渇などの副作用が現れることがある。他にも、不眠、めまい、振戦、不整脈等の副作用がある。