正解は 1、3

解説

【薬剤】
1 正。貼付部位の温度が上昇すると、フェンタニル吸収量が増加するため、過量投与になり死に至るおそれがある。そのため、外部熱源への接触や熱い温度での入浴等を避ける。
2 誤。皮膚から吸収されたフェンタニルは、肝初回通過効果を回避することができる。
3 正。貼付剤は投与や中断が容易にできるという利点がある。
4 誤。フェンタニル貼付剤は急性の疼痛発作には利用することができない。一定の血中薬物濃度が得られるため、がん性疼痛及び慢性疼痛の管理に利用される。
5 誤。貼付部位より体循環に吸収されるため、鎮痛効果は貼付部位のみではなく、全身的な効果が得られる。