【実務】
カリウム製剤は、急速静脈内投与により心停止などの死亡事故が相次いだことから、日本医療機能評価機構より、すべての病棟及び外来に在庫は避けるべきであると提言されている。その他、医療機関にて行われている取組みとしては、投与指示(投与量、投与方法、投与速度)を遵守することや、薬剤マスタのカリウム製剤名に「点滴専用」や「要希釈」などと記載し、カリウム製剤を払い出す際には「急速静注禁止」の注意喚起を記した文書を添付する、薬剤部から病棟等への払出しをする際には手渡しで患者等の確認をしながら行うなどの対策がある。
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