正解は 3 3

解説

【薬剤】

【薬剤】
pH 1.2やpH 6.0のグラフと比較し、pH 7.0のグラフのみ時間経過とともに溶出率が増大していることから、本製剤は腸溶性のコーティング(ヒプロメロースフタル酸エステル、メタクリル酸コポリマーS)を施した腸溶性製剤であると考えられる。
なお、即放性顆粒、即放性外層、胃溶性のコーティング(ヒプロメロース)を施した胃溶性製剤は、試験液のpHに依存せず速やかに溶出するため、本設問の試験結果には該当しないと考えられる。
1 誤。即放性顆粒を含有するため、初期に放出が認められると考えられる。よって、本設問の試験結果には該当しない。
2 誤。即放性顆粒を含有するため、初期に放出が認められると考えられる。よって、本設問の試験結果には該当しない。
3 正。即放性顆粒を含有せず、製剤全体が腸溶性のコーティング(メタクリル酸コポリマーS)を施されているため、本設問の試験結果に該当する。
4 誤。ヒプロメロースは胃溶性コーティングであるため、pH 1.2で溶解しやすい。よって、本設問の試験結果には該当しない。
5 誤。即放性外層があるため、初期の溶出率が高くなる。よって、本設問の試験結果には該当しない。