【薬理】
1 正。アプレピタントは、嘔吐中枢や延髄の化学受容器引き金帯(CTZ)、迷走神経終末に存在するNK1受容体を遮断し、制吐作用を示す。
2 正。メトクロプラミドは、CTZに存在するD2受容体を遮断し、制吐作用を示す。
3 誤。ジフェンヒドラミンは、第一世代の抗ヒスタミン薬であり、中枢のH1受容体を遮断し、内耳の迷路(半規管)から嘔吐中枢に至る経路を遮断して制吐作用を示す。
4 誤。プロメタジンは、第一世代の抗ヒスタミン薬であり、中枢のH1受容体を遮断し、内耳の迷路(半規管)から嘔吐中枢に至る経路を遮断して制吐作用を示す。
5 誤。ラモセトロンは、延髄のCTZ及び消化管の求心性迷走神経終末の5-HT3受容体を遮断し、制吐作用を示す。
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アプレピタント:イメンド
メトクロプラミド:プリンペラン
ジフェンヒドラミン:ヒスタミン
プロメタジン:トラベルミン
ラモセトロン:ナゼリア