20210816_【薬剤】36歳男性。10年前に双極性障害の診断

【薬剤】36歳男性。10年前に双極性障害の診断を受け、処方1による治療を行っている。
(処方1
  炭酸リチウム錠200 mg 13錠(13錠)
   11回 就寝前 28日分
患者は、10日前に腰痛により自宅近くの整形外科を受診し、処方2の薬剤の服用を開始した。
(処方2
  ロキソプロフェンNa60 mg 11錠(13錠)
   13回 朝昼夕食後 14日分
2
日前より下痢や嘔吐が出現し、今朝、ふらつきと発語困難を生じたため、緊急搬送された。リチウムの血清中濃度は、2.2 mEq/L(血中濃度1.8 mEq/Lに相当)と測定された。薬剤師が残薬を確認したところ、指示どおりの服薬状況であった。

緊急搬送時でのこの患者におけるリチウムの全身クリアランス(L/h)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、計算には血中濃度を用い、測定したリチウム濃度は定常状態における平均濃度であるものとする。また、リチウムのバイオアベイラビリティは100%とし、炭酸リチウム(Li2CO3)の分子量は73.9である。

解説

薬剤師国試