【実務】
イコサペント酸エチルは、リポタンパク質の代謝を促進したり、脂質の生合成・分泌を抑制することにより、血清総コレステロール及び血清トリグリセリドを減少させる、脂質異常症治療薬である。
1 不適切。この患者のLDL-Cは98 mg/dLであり正常値(140 mg/mL未満)の範囲内であるため、処方2の追加の主目的としては不適切である。
2 不適切。この患者のHDL-Cは62 mg/dLであり正常値(40 mg/mL以上)の範囲内であるため、処方2の追加の主目的としては不適切である。
3 適切。この患者のTG(トリグリセリド)は220 mg/dLと正常値(150 mg/dL未満)の範囲を超えているため、処方2の追加の主目的として適切である。
4 不適切。この患者の血圧は126/76 mmHgであり、正常高値血圧(収縮期血圧120~129 mmHgかつ拡張期血圧80
mmHg未満)の範囲内であるため、処方2の追加の主目的としては不適切である。
5 不適切。この患者のHbA1cは5.9%(NGSP値)と正常値(4.6~6.2%)の範囲内であるため、処方2の追加の主目的としては不適切である。
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