正解は 5 筋肉のこわばり

解説

皮膚粘膜眼症候群(スティーヴンス・ジョンソン症候群:SJS)の初期症状には、高熱(38℃以上)、目の充血、めやに(眼分泌物)、まぶたの腫れ、目が開けづらい、唇や陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、のどの痛み、皮膚の広い範囲が赤くなるが見られ、その症状が持続したり、急激に悪くなったりする。発生頻度は低いものの、発症すると予後不良となることがあり、眼や呼吸器官等に障害を残すこともあるため、本症と診断した場合は、直ちに入院させた上で、治療を行う。特に、重篤な後遺症を残しやすい眼病変の管理を適切に行うことが重要である。
また、筋肉のこわばりは横紋筋融解症の初期症状である。骨格筋細胞の融解や壊死が起こり、ミオグロビンなどの筋細胞成分が血液中へ大量に流出し、尿細管を閉塞させることで、急性腎不全を起こし致死的になることもある。