【実務】
1 誤。我が国の覚せい剤事犯の検挙人員は、2014年(平成26年)10,958人、2015年(平成27年)では11,022人であり、覚せい剤の使用は減少していない。
2 正。乱用される薬物の多くは、繰り返し使用することにより耐性という現象が起こる。耐性とは薬物を繰り返し使用することにより、徐々に効果が減弱し、初期の効果を得るために摂取量が増加する現象のことである。
3 誤。危険ドラッグは、覚せい剤、大麻など規制薬物の化学構造に似せて作られており、規制薬物と同等の作用や依存性を有するものが多い。
4 誤。危険ドラッグは、使用をやめた後にイライラや落ち着きのなさ、気分の落ち込みなどの禁断症状がでることがある。
5 正。危険ドラッグは、覚せい剤や大麻と同様に中枢興奮作用や中枢抑制作用、幻聴や幻覚を起こす作用などを有する成分が含まれていることがある。