【薬理】
1 誤。プランルカストは、ロイコトリエン(LT)受容体遮断薬であり、システイニルロイコトリエン1型(Cys-LT1)受容体を選択的に遮断し、炎症惹起メディエーターであるLTC4やLTD4による気管支収縮や鼻腔通気抵抗上昇などを抑制することで抗アレルギー作用を示す。
2 誤。オザグレルは、トロンボキサン合成酵素阻害薬であり、TXA2の産生を抑制することにより気管支収縮を抑制して抗アレルギー作用を示す。
3 正。セラトロダストは、プロスタノイドTP(TXA2)受容体遮断薬であり、TXA2による気道過敏性の亢進を抑制する。その結果、気管支収縮を抑制するため、気管支喘息に用いられる。
4 誤。クロモグリク酸は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬であり、肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制することで抗アレルギー作用を示す。
5 誤。メキタジンは、第二世代H1受容体遮断薬であり、H1受容体遮断作用及びケミカルメディエーター遊離抑制作用を示す。