正解は 3、5

 

解説

【薬剤】
粉体Aと粉体Bの個数基準の粒度分布曲線から、粉体Aは粉体Bよりも平均粒子径が小さいことがわかる。したがって、粉体Aは粉体Bより付着・凝集性が大きく、充填性や流動性が悪い。
1 誤。粉体Aは粉体Bより流動性が悪く、大きな安息角を示す。
2 誤。粉体Aは粉体Bより充填性が悪く、大きな空隙率を示す。
3 正。粉体Aは粉体Bより充填性が悪く、小さなかさ密度を示す。
4 誤。粉体Aは粉体Bより平均粒子径が小さく、大きな比表面積を示す。
5 正。同一粉体では、質量基準分布から得られるモード径は、個数基準分布から得られるモード径よりも大きい。粉体Aの個数基準分布から得られるモード径は30μmであるため、粉体Aの粒度分布を質量基準で表すと、30μmより大きくなる。