１ 誤。エプレレノンは、抗アルドステロン薬であり、遠位尿細管から集合管で上皮細胞内のアルドステロン受容体を選択的に遮断し、尿細管管腔側細胞膜での上皮性（アミロライド感受性）Na＋チャネルの発現を抑制することでNa＋再吸収抑制による利尿作用を示す。
２ 誤。ブメタニドは、ループ利尿薬であり、有機アニオン輸送系を介して近位尿細管腔に分泌された後、ヘンレ係蹄上行脚におけるNa＋-K＋-2Cl－共輸送系を阻害し、Na＋再吸収抑制による利尿作用を示す。
３ 誤。アセタゾラミドは、炭酸脱水酵素阻害薬であり、主に近位尿細管の炭酸脱水酵素を阻害し、Na＋-H＋交換系を間接的に阻害してNa＋再吸収抑制による利尿作用を示す。
４ 正。トリアムテレンは、カリウム保持性利尿薬であり、遠位尿細管から集合管で尿細管管腔側細胞膜の上皮性（アミロライド感受性）Na＋チャネルを遮断し、間接的にNa＋-K＋交換系を阻害してNa＋再吸収抑制による利尿作用を示す。
５ 正。インダパミドは、非チアジド系利尿薬であり、主に遠位尿細管におけるNa＋-Cl－共輸送系を阻害し、Na＋再吸収抑制による利尿作用を示す。