【生物】
１ 誤。胃と食道の境界部を噴門とよぶ。胃は噴門から胃底、胃体、幽門へと続き、十二指腸へとつながる。
２ 正。胃の筋層は、主に輪走筋、斜走筋、縦走筋の3層構造からなる。また、食道、小腸、大腸の筋層は輪走筋と縦走筋の2層構造からなる。
３ 誤。主細胞は、ペプシノーゲンを胃内に分泌する。ペプシノーゲンは胃酸により限定分解され、活性型であるペプシンとなりタンパク質の消化を行う。一方、副細胞（頸部粘液細胞）は、胃粘膜の保護に関わる粘液（ムチンなどを含む）を胃内に分泌する。
４ 誤。壁細胞は、胃酸（塩酸）の他、ビタミンB12の小腸（主に回腸）での吸収に必要な内因子を胃内に分泌する。
５ 正。G細胞は、幽門前庭部に分布し消化管ホルモンであるガストリンを血液中に分泌する。ガストリンは、主に壁細胞膜上に存在するガストリン受容体に作用し、胃酸分泌促進作用などを示す。