20231122_62歳男性。切除不能の再発直腸がん

62歳男性。切除不能の再発直腸がんに対して、カペシタビンとオキサリプラチン併用化学療法を開始することになった。外来化学療法室の薬剤師は、男性には循環器内科の受診歴があり、以下の薬剤を服用中であることを確認した。
 カペシタビンは添付文書に休薬期間を設けるように記載されているが、休薬期間を設けない処方がなされた。薬剤師が疑義照会をせずに、そのまま調剤をしたため、患者に健康被害が生じた。薬剤師が問われる可能性のある法的責任として誤っているのはどれか。1つ選べ。

メチルジゴキシン錠0.1 mg 1回1錠(1日1回)朝食後
ワルファリンK錠1 mg 1回2錠(1日1回)朝食後
カンデサルタン錠4mg 1回1錠(1日1回)朝食後

1. 民法に基づく不法行為責任
2. 刑法に基づく業務上過失傷害罪
3. 薬剤師法に基づく薬剤師業務の停止
4. 薬剤師法に基づく戒告
5. 医療法に基づく罰金刑

解説

薬剤師国試