【物理】
１ 正。過マンガン酸塩の定性反応の記述である。他に「過マンガン酸塩の溶液は赤紫色を呈する。」、「過マンガン酸塩の硫酸酸性溶液に過量のシュウ酸試液を加えて加温するとき、脱色する。」が記載されている。
２ 誤。日本薬局方一般試験法において、塩化物の定性反応は「塩化物の溶液に硝酸銀試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部に過量のアンモニア試液を加えるとき、溶ける。」、「塩化物の溶液に硫酸及び過マンガン酸カリウムを加えて加熱するとき、塩素ガスを発し、このガスは潤したヨウ化カリウムデンプン紙を青変する。」と記載されている。
３ 誤。ホウ酸塩の定性反応の記述である。日本薬局方一般試験法において、チオ硫酸塩の定性反応は「チオ硫酸塩の溶液に等容量の希塩酸を加えるとき、二酸化硫黄のにおいを発し、液は徐々に白濁し、この白濁は放置するとき、黄色に変わる。」と記載されている。
４ 誤。炭酸水素塩の定性反応の記述である。日本薬局方一般試験法において、炭酸塩の定性反応は「炭酸塩の冷溶液にフェノールフタレイン試液1滴を加えるとき、液は赤色を呈する（炭酸水素塩との区別）。」と記載されている。
５ 正。リン酸塩の定性反応の記述である。他に「リン酸塩の中性溶液に硝酸銀試液を加えるとき、黄色の沈殿を生じ、希硝酸又はアンモニア試液を追加するとき、沈殿は溶ける。」、「リン酸塩の中性又はアンモニアアルカリ性溶液にマグネシア試液を加えるとき、白色の結晶性の沈殿を生じ、希塩酸を追加するとき、沈殿は溶ける。」が記載されている。