血球成分除去療法(CAP)
---遠心分離法(CLFA - centrifugal leukocytapheresis)
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図作成中
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---白血球吸着除去療法(LCAP - Leukocytapheresis) - 膜を使う - セルソーバE - 前出DHP と同じ

LCAPは旭メディカル社製白血球除去器セルソーバ(Cellsorba)を使用する血球成分除去療法をいう.セルソーバはポリエチレンテレフタレート製不織布をスパイラル状に巻き両端を封止したフィルターを円筒状容器に入れたカラムである.不織布フィルターは直径10-40μmのプレフィルターと,直径
3μm以下のメインフィルターの2層構造になっており,白血球が多量に除去できるように工夫されている.その結果, 1回の治療で約10^10個の白血球
の除去が可能となっており,血液通過によりほぼ90%の白血球が除去されて
いる.LCAPの治療方法は脱血側と返血側の2カ所ルートを確保し,
1分間に30-60ml/minで脱血し,セルソ-バにで白血球を除去したあと返血する,当科でのLCAPは50ml/minで脱血し,
60分間治療し,血液処理量を3,000mlとしている.
(漬癌性大腸炎-2.pdf)
LCAP の場合,抗凝固薬にはフサン(nafamostat mesilate)を用いる.ブラジキニンによる症状を抑える.gabexate mesilate
でも良いかも.
透析会誌42_6_459-463_2009
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---顆粒球吸着除去療法(GCAP - Granulocytapheresis) - ビースを使う - アダカラム
アダカラム-パンフ
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回路は同じ
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アダカラムは直径2mmの酢酸セルロース製ビーズを円筒状容器に約35,000個入れたカラムである.そのビーズの表面に顆粒球・単球が30-40%吸着され
る.LCAPと比較すると吸着率は低く感じるが,活性化した顆粒球・単球がより効果的に,リンパ球はほとんど吸着しないことか,選択的に吸着するよ
うに工夫がされている.
GCAPの治療方法は,ルートを2カ所確保し,1分間に20-30ml/minで脱血し,アダカラムにて顆粒球・単球を除去したあと返血する.
1回の処理量は,治療時間は1時間で1,800m1となっている.
(漬癌性大腸炎-2.pdf)
潰瘍性大腸炎 アダカラム,セルソーバ - 週1回,5週
関節リウマチ セルソーバ
■■■参考■■■
イムノピュア.pdf (New
White Blood Cell Adsorbent Immunopure.pdf)